今年の7月16日 午前10時13分頃、新潟県中越沖を震源とするM6,8、最大震度6強を記録した巨大地震が発生しました。この地震により新潟県柏崎市、刈羽村を中心に甚大な被害に見舞われ、特に東京電力柏崎刈羽原発から火災が発生し、微量の放射能物質が漏れたという事故は、未だ記憶に新しいところであります。
このような中、去る10月23日、現在私が所属しております災害対策特別委員会において被災地を視察し、柏崎市役所ならびに柏崎刈羽原発の職員より説明を受け、災害発生時の対応や被災者の救援対策など教訓となる貴重な体験談をお聞きすることができました。
特に今回の震災で市内のゴミ焼却場が倒壊し家庭ゴミの収集が滞り、ゴミ排出マナーの低下も見られ、分別の不徹底、路上の不法投棄などが多発した話を伺い、電気ガス水道とともにゴミ処理や下水道も大切なライフラインの一つであることを改めて実感しました。また、柏崎市内の被災地では、いまだ壊れた家屋の修復や撤去が進んでいないところも散見され、ひとたび被災をしますと、復興復旧が容易でないことも目の当たりにしました。 今回の視察を杉並区の今後の地震防災対策に生かして参ります。